旬味その1 名古屋でB級グルメ三昧

名古屋的B級美食之旅

原文出處:http://doraku.asahi.com/earth/shunshoku/101020.html

 

スタートは名古屋式モーニング

就從名古屋式早餐開始

 

「モーニングお待たせしましたー」

テーブルに置かれた皿には、厚切りトーストに卵とヨーグルト。濃いめのコーヒーで、ぱきっと目が覚めた。

「早餐讓您久等了」

桌子前所放的盤子上,厚片土司配上蛋及優格。濃郁的咖啡,讓人精神都振奮了起來。

 東京から夜行バスで6時間あまり、到着した名古屋は朝7時前。とりあえず駅近くの喫茶店「リッチ」で、総予算1万円から往復のバス代を引いた予算残金3200円の使い道を考えることにした。となると、最初の旬食はドリンクに無料で朝食セットが付いてくる'名古屋式モーニング'で決まりだ。

從東京坐夜間巴士,約6小時左右,在早上7點前到達名古屋。總之,就先到車站附近的咖啡廳「リッチ」,計劃如何使用從預算1萬元日幣扣掉來回的巴士費用剩餘的3200元日幣。早餐就決定從有附免費飲料的早餐套餐”名古屋式早餐”開始。

 コーヒーにお茶請けが添えられる名古屋独特の喫茶店文化を象徴するのが'モーニング'。名古屋人がよく言う'お値打ち'を表現すべく、店ごとに内容は違い、中には夕方までモーニングを出す店もある。同店は駅の地下街という立地のため客も慌ただしいが、レトロなインテリアや上質なカップ、背筋をしゃっきり伸ばしたマスターがコーヒーチェーン店にはない落ち着きを醸し出している。

咖啡附上點心象徵著名古屋特有的咖啡廳文化就是早餐。表現出名古屋人常說

價格合理”,不同店家內容不一,其中也有到傍晚還提供早餐的店。同家店在車站的地下街也有設點,旅客在忙錄中仍可置身復古裝潢中,使用著典雅的杯子,神清氣爽的店長招呼著客人,能感受到不同於咖啡連鎖店那樣的沉穏閒靜。

ふかふかのトーストをぱくり。バターの塩気がじんわりとまだ眠い体に効いてくる。

咬一口軟棉棉的土司。奶油的鹹味在口中慢慢化開,讓人有精神了起來。

 全国にファンがいる駅のきしめん屋

在全國都很受歡迎的碁子麺

しゃきっとしたところで、入場券を買ってJR名古屋駅構内へ。目指すはホームのきしめん屋「住よし」だ。

刻不容緩,買了入場券進到JR名古屋車站內,目標是月台上的碁子麺店「住よし」。

 の澄んだスープにつやのある麺(めん)、ふわふわ踊るカツオ節。ひとくちすすると、ダシの香りが鼻から抜けていく……ああ、おいしい。きしめん1340円。駅そばにしてはやや高いが、住よしは「市内のきしめん屋よりもおいしい」と偏愛するファンが全国にいて、この1杯のために新幹線で名古屋まで来る猛者がいるほどの人気店。筆者もヘビーリピーターである。

熱騰騰的清澈湯頭裡有著滑溜的麵條,再配上柴魚片。

吸一口麵,湯頭的香味撲鼻而來...真是好吃啊

碁子麺1碗340日元,雖然設在車站內稍微貴了點,但在全國各地偏愛住よし的粉絲認為住よし比「市區裡的碁子麺要來的好吃」。也有為了這1碗麵不惜搭新幹線也要來名古屋的客人,非常的受歡迎。筆者也是重量級的老客人呢。

 「時間のない中でいかにおいしく提供できるか。それが課題です」

運営会社ジャパン・トラベル・サーヴィスの方に話をうかがった。味の秘けつは、駅そばにしては珍しい運営方法にある。

「在沒有時間的情況下要如何提供好吃的東西,是很重要的課題」

詢問了JAPAN TRAVEL SERVICE公司的人。味道的秘訣在於,設置在車站內的營運方式。

ムロと国産のソウダガツオを使ったダシの仕込みと揚げ物の調理は店舗で行われるが、出来上がりまでのスピードを重視し、最も忙しい新幹線ホームの店舗では揚げ物は調理せず、34番線で揚げたものを運ぶ。一方、34番線店舗のダシは他の店舗から運んでくるなど、店舗同士が融通を利かせながら究極の駅そばづくりを目指している。

湯頭的準備與炸物在店舖內進行製作,為了有效率的控管速度,在最忙錄的新幹線月台的店裡不做炸物,而是從3、4號線的店運送過來,

另一方面,3、4號線店舖的湯頭則是由其他店運送過來,透過店與店之間互相調度與配合,來達成終極車站飲食店的目標。

 麺はゆで時間はかかるが歯ごたえのいい冷凍麺。幅も太さも、味・歯ごたえのバランスから考え抜かれた特注品だ。

大好きなかきあげ入りきしめんに心惹(ひ)かれながら、今日のところは次へと急ぐ。

麺雖然會花點時間,但十分彈牙。麺的寬度及厚度,考慮到味道及嚼勁的平衡而做出來的特別品。再放入我最喜歡的海鮮天婦羅,整個心都被這碗麺給吸引住,

但今日時間有限,要趕到下個行程去。

 鬼まんじゅうでほっとひと息

吃鬼饅頭休息片刻吧

 地下鉄で移動した栄のオフィス街に、異彩を放つ昭和なたたずまい。老舗(しにせ)の餅菓子店「餅正」である。

「昔より和菓子屋は減ったよねえ。休めん仕事だし、安いスーパーの和菓子も増えたし」と、同店3代目の宇野強さんはぼやくが、その割に客足は絶えず、ほとんどの菓子が売り切れている。

接著,搭地鐵移動到栄的商業街,和菓子糕點老店「餅正」,散發出濃濃的昭和氣氛。第三代的老闆宇野強說,「與以前相比現在和果子店變少了。因為是無法休息的工作,而且便宜超市賣的和果子也增加」,雖然如此,但店內客人絡繹不絕,大部份的商品都快銷售一空了。

もともと名古屋には餅菓子店が多く、和菓子の種類も豊富。中でも小麦粉と砂糖の生地にさつま芋が入る「鬼まんじゅう」は伝統的なおやつで、調理実習で作られることもあるとか。味は店により千差万別だが、餅正のは生地がおいしい。

原本在名古屋有許多和菓子糕點店,和菓子的種類也很豐富。其中將用麵粉及砂糖做成的餅皮包入地瓜的「鬼饅頭」為傳統的點心,也可以體驗自己動手做。味道與別的店差很多,餅正的餅皮十分好吃。

 もっちりした生地とほくほくのさつま芋で、おなかがすっかり苦しくなった。しかし予算は半分以上残っている。名古屋のグルメは、とにかく安い。

Q彈的餅皮與鬆軟的地瓜,讓我的肚子變得很撐。但是預算還剩一半以上。

只能說名古屋的美食很便宜

 大須でお値打ちスガキヤラーメン

大須物超所值的スガキヤ拉麵

 1番でお待ちの方、ラーメンです」

カウンターから湯気のあがるどんぶりを受け取って、カウンター席へ。

とろみのあるとんこつスープに細めのちぢれ麺を浸して、ずずっ。

ああ、しょっぱくて懐かしい味! しかも290円。

腹ごなしに歩くこと20分、「スガキヤ 大須赤門店」を訪れた。

 1號的客人,拉麵」

 拿著從櫃台冒出煙的拉麵到客人坐位上。

濃稠的豚骨湯頭配上細麵,

啊~令人懷念的鹹味!而且才290日元

飯後散步20分鐘後,來到了「スガキヤ 大須赤門店」

 東海・関西を中心に300店舗以上を展開する、スガキヤの本拠地は名古屋なのをご存じだろうか。安さと味のよさ、メニューの豊富さなどが支持され、「名古屋のソウルフード」と豪語するファンもいる。確かに店内は口にピアスをした女子高校生に外国人家族、シニア夫婦など雑多な客で大盛況。ざっくばらんな雰囲気も下町・大須によく似合っている。

 以東海・關西為中心,已擴店300店舖以上,大家知道スガキヤ的大本營是在名古屋嗎? 因為便宜、美味及菜單豐富而廣受大家的支持,還有愛好者甚至說「這是名古屋的靈魂食物」。店內有眾多不同族群的客人,有帶著唇環的女高中生,還有外國人家族及老父婦。這樣直率親切的下町風味,非常適合大須。

 コショウをたっぷり利かせたラーメンを完食し、大須観音をお参りして戻ることに。「のんのん」の揚げパンや「オッソ・ブラジル」のチキンの丸焼きなどにも手を出したいところだが、今日のところはがまん、がまん。

 吃完灑滿大量的胡椒的拉麵,參拜了大須觀音後返回車站。「のんのん」

的炸麵包及「オッソ・ブラジル」的烤雞都讓我很想出手,但今天就先忍耐忍耐吧。

 みんな大好き「コメダ珈琲」の名物を

大家都喜愛的「コメダ珈琲」

 地下鉄で名古屋駅に戻り徒歩5分。訪れたのは、今年9月にオープンしたばかりの、ホテル1階にある珈琲所コメダ珈琲店だ。

 ベロア地のソファに適度に区切られた客席空間、ログハウス風のインテリア。コメダは「なんだかんだ言って結局行っちゃう」と地元っ子も認める、名古屋喫茶の代名詞的存在だ。ここでの定番メニューは黒っぽい(ノワール)デニッシュに白い(シロ)ソフトクリームが載る「シロノワール」だが、本日は予算と胃袋の都合でミニシロノワールとコーヒーシェークをチョイス。

搭地下鐵返回名古屋車站走路5分鐘。來到位於飯店1樓.今年9月才開幕的コメダ咖啡店。

天鵝絨的沙發,有隔間的的空間,木屋風格的裝潢。コメダ被當地認為「這裡那裡討論一番後,結果還是會到コメダ」,就如同在名古屋咖啡店的代名詞。在這裡必點的菜單是有點焦脆的丹麥麵包放上霜淇淋的「シロノワール」。今日的預算及胃的狀況就來個迷你シロノワール與咖啡奶昔吧。

あっと言うまに溶けてしまうので、急げ、急げ。

一下子就溶化了,要快吃掉!

ほかほかのデニッシュをフォークで小さく刻みながら、溶けかかったソフトクリームにまみれさせながら食べる。でもカロリーが気になるので、メープルシロップはやめておこう。うーん、甘い。そしておいしい。

用叉子將熱呼呼的丹麥麵包切一小塊,沾滿溶化的霜淇淋。因為怕熱量太高,所以決定不淋楓糖漿。嗯~好甜,好好吃!

 夕暮れまでひと休みしていくことにした。食事にも商談にもティータイムにも使える上、名古屋だけでも138店舗。名古屋の人は、居場所が多くてうらやましい。

到傍晚前決定在這裡小歇片刻。這裡可以用餐、談公事或喝下午菜,光在名古屋就有138家店。名古屋的人有很多好去處真是令人羨慕呢。

締めの手羽先で食い倒れ

壓軸-雞翅

 ゴマの風味が「風来坊」の特徴。

帰りの高速バスは「ゆったり3列」シート。やはり3列が楽。駅に戻って財布を見ると残金540円。最後は、迷わず駅ビル地下の人気店「風来坊」の手羽先(テイクアウト 6個入り480円)を購入した。

芝麻口味是「風来坊」的特徵

回程的高速巴士是3排坐位。果然還是3排坐位比較輕鬆。

回到車站後,錢包還剩540日元。最後,毫不猶豫的到車站大樓地下買了受歡迎的「風来坊」的雞翅(外帶6個裝480日元)

 空揚げにして濃く味つけたぱりぱりの手羽は、おつまみに最適。ダシ用にしか使われていなかった手羽先を名物にまで育てたのは、質素・堅実を是とする名古屋式商売の偉大なる産物のひとつだと思う。

薄薄的麵粉,味道濃厚,口感酥脆的雞翅,很適合當下酒菜。將只用在煮高湯的雞翅,發展成名產,這就是樸素・實在的名古屋商業特色吧。

 帰りのバス車内で包みを広げ、ゴマが香ばしい手羽先にかじりつく。揚げたてにはかなわないとはいえ、甘めのタレがよく染みている。あっと言う間に完食してしまった。

在回程的車上,打開包裝,芝麻的香味完全滲入雞翅裡。雖說剛炸好的東西很吸引人,但入味的甜甜醬汁也不遜色。一下子就全部吃完了。

 はー、食べた食べた。おいしくてお値打ち、しかもあふれるオリジナリティーにサービス精神。全国どこでも均一な味になりつつある今、名古屋はご当地グルメの旅の神髄を教えてくれる街だと思う。滞在12時間の旅、ごちそうさまでした!

吃飽了吃飽了。美味且價格實在,還有獨創的服務精神。在全國都可以吃到相同味道的現在,名古屋讓我感覺到當地美食之類的精髓。停留的12小時之旅,感謝招待!

 

 

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